踊り続けるOL妊婦

妊娠出産しても趣味のバレエを続けられるか迷いながら過ごした記録

妊娠生活の中で役立ったもの

妊娠生活を通して踊り続けるために、
身体によさそうなものは迷わず買おうと思っていました。

色々なものを購入しては失敗しましたので、
これから妊娠生活を送る方の参考になるように紹介します。

知識・情報 

  1. ミテキ・クドーさんの本
    この本はたまたま持っていたのですが、中にご本人が妊娠・出産された時のエピソードが書かれています。プリマ・バレリーナと自分を一緒に考えることはできませんが、レッスンの再開時期のことや、気をつけることなど、参考になりましたし、励まされました。



  2. マタニティバレエDVD
    前の記事でも書きましたが、妊娠がわかって早い時期に購入して観ました。DVDの冒頭で「5カ月くらいから」と言っていましたが、内容はハードなものではありませんでした。私はレッスンに行っていたので、あまりこのDVDのメニューを行うことはありませんでしたが、お腹に負担の少ないストレッチを知ることができました。

 

身体のケア

  1. テニスボール
    これは妊娠前からですが、筋肉のコリをほぐすのにはテニスボールを2つ、テーピングで巻いてくっつけたものを使っていました。妊娠中、特にお腹が大きくなってからの背中のこわばりは本当にひどかったので、いたるところにボールを置いて、床に寝転んで背骨の下にボールを置き、一日10回くらいほぐしていました。最近この形状のマッサージグッズ(「やわこ」「かたお」など)がたくさん販売され始めましたが、そういったグッズの素材はやっぱり筋肉となじみにくく、ボールに代わるものはありません。




  2. マッサージクリーム
    筋肉の疲れをとるためのマッサージクリームというのは、実はあまり売っていなくて、このメンタックスクリームが唯一においもなく、マッサージに使いやすいものでした。


  3. 妊娠中も使える湿布
    妊娠前は常にモーラステープを使っていたのですが、妊娠中は使用禁忌ということで我慢していました。身体のどこかが痛いときは、妊婦でも使える湿布のうち、動いてもはがれにくいこちらを使っていました。

  4. レーニングチューブ
    妊娠がわかって、筋トレをしようと意気込んで購入しました。柔らかさの異なる5種類のバンドで、色々な使い方ができましたが、結局根性がなく三日坊主でした。毎日癖づけて、例えば机の下で仕事中に使ってみたりしていたら、もっと筋肉の戻りがよかったかなあと思います。



  5. マッサージシート
    これは最も奮発して購入したもので、かなりたくさんの製品を試して決めました。とにかく背中と腰のコリがひどかったのですが、なかなかマッサージにも行けなかったので、ほぐしたい一心でした。

 

レッスン時につかうもの

  1. お腹と腰を隠すTシャツ
    それまでのレッスンでは、身体にぽぴったりしたウェアを着ていましたが、お腹が出てくると、周りの人も気になると思ったので、お尻まで隠れるゆったりしたヨガウェアを着るようになりました。


  2. 薄い腹巻
    一応、お腹を守らなければいけないということで、腹巻をしていましたが、普通のものだと厚ぼったくて動きにくいので、薄いものを購入しました。ただ、やはり踊っているとよれてくるので、途中でとっていました。


  3. ものすごくあたたかいレッグウォーマー
    これは本当にどのレッグウォーマーよりもあたたかくて、値段は高いのですがその価値があるものです。レッスン用は短いもの、家で寝るとき用に膝まで隠れるものを使っていました。

 

普段の生活の中で

  1. 歩きやすいパンプス
    もともと怪我をしてからヒールを履くことはほとんどなかったのですが、妊娠してからは靴には一層気を使いました。peralaのパンプスは裏がスニーカーのようなゴムになっていてとても歩きやすいので、愛用していました。スニーカーを履くよりもむしろ軽くて足の負担が少ないので、休みの日も履いていました。

  2. あたたかいタイツ
    あたたかいタイツはたくさん売っていますが、福助のものが断然伸縮性がよく、ストレスが少なかったです。


  3. 腹帯代わりのレオタード
    記事にも書いた通り胸の張りが痛かったこともあり、常にレオタードを着ていました。腹帯をつけるよりも、お腹が自然に支えられて、私はとても過ごしやすかったです。私は普通のレオタードを着ていましたが、トイレが面倒だったので、セパレートタイプのものを買えたらよかったです。



  4. 腰に負担がかかりにくいリュック
    腰痛を軽減するために、リュックもかなりたくさん試して探しました。最終的に購入したのはポーターのエクストリームという形で、何が良かったかというと、まず軽くて、そして背が首の方まであるので背中全体にフィットして負担が分散されること、そしてファッション的にもおしゃれだという点です。


  5. 抱き枕
    後期になるとお腹が大きくなってきたので抱き枕を探ししました。これを購入したのですが、ちょっと我が家には大きすぎて持て余しました。でも、ベッドが広い人であれば、しっかりと身を任せられて気持ちが良いと思います。



  6. カフェインレスコーヒー
    コーヒー中毒なので、妊娠中も2杯くらいは普通のコーヒーを飲んでいましたが、それ以外はカフェインレスを飲みました。色々と試しましたが、麦茶を焦がしたような味がするものばかりでした。その中で、UCCのこちらはお値段お手頃でかなりおいしく、見つけてからは常にストックしていました。カフェの中では断トツで珈琲館のカフェインレスコーヒーがおいしかったです。



  7. 豆腐そうめん
    妊娠中期から、体重増加がすごかったので、健診の前は憂うつで、痩せなきゃ痩せなきゃと焦っていました。このとうふそうめん、何個食べたかわかりません。

はじめに

このブログは、趣味で細々とバレエを続けてきた30代女性が、
妊娠・出産を経てもできるだけ踊り続けたいと願って、
迷いながら過ごしてきた妊婦期間・産婦期間の記録を振り返って綴るものです。

「妊娠したら、激しい運動はなるべく控えましょう」
というのは、日本では当たり前のこととして認識されています。

もう母親になるのだから、お腹の赤ちゃんの安全を最優先して、
少しでも危ないことはしてはいけない。
仕事ならば多少仕方がないけれど、ましてや趣味の踊りなんて・・・

そんなプレッシャーや冷ややかな目を感じながらも、
私はバレエを辞めたくなかったので、
どうしたら安全に踊り続けられるのか、
いつまで踊れるのか、
いつから復帰できるのか、
復帰のために何をしたらいいのか
…などなど、必死に検索を繰り返していました。

でも、プロのバレエダンサーが何カ月で復帰したとか、
オリンピック選手がいつからトレーニングし始めたとか、
そういった情報は多少あったものの、
趣味でバレエやダンスを続けている人の情報はほとんどありませんでした。

また、周りで出産を経験しているダンサーの先輩方も、
バレエを仕事にして毎日稽古をしているプロやセミプロの方々だったので、
週に1~2回の稽古しかできない私にとっては、
なかなか参考にすることはできませんでした。

 

このブログで紹介するのは私の個人的な記録で、
もちろん誰にでも当てはまるものではありませんが、
もしどこかで、趣味のバレエやダンスを人生の生きがいにしている方が
妊娠した時に、一人の例として参考になれば嬉しいです。